2009年2月27日金曜日

おんならいふ 3号


「おんならいふ」の3号です
冬の号なのでサンタクロースを意識して赤い服の人を描いたのだと思う
この仕事は最初ラフを出してくださいと言われたのですが、
クライアントが近所で受け渡しが容易
と言うわけで
ラフ無しで、描き上げてから、だめだったら直す
という方法で描かせていただきましたが
結局はほとんど好きなように描かせてもらえました
準備号の時に、タイトルがちょっとなーと思っていたのですが
なんとなく馴染んでしまいました
慣れ、恐るべしです
それにしても「おんならいふ」とはなんとも凄みのあるタイトルをつけたものです
一度聞いたら忘れない
「ピンクレディー」って初めて聞いたときの衝撃を思い出します

2009年2月26日木曜日

歌舞伎の国のアリス



助六という男の和をテーマにした雑誌に描いた絵です
文章は三浦有為子さん
調べたら、劇作家で脚本家です
「法界坊」という歌舞伎を久しぶりに観に行ってあらためて歌舞伎座のとっつきにくさを感じるのだが、それをしても歌舞伎は魅力的である
というような内容なので
おもに法界坊に出てくる登場人物を描いたのだった
一枚目の巻物を持っている人物と二枚目の一番上が主人公の法界坊
今の中村勘三郎さんがまだ勘九郎だったときの写真を見て描いたんだと思います

私は一度だけ歌舞伎を観たことがあるのですが
贅沢なことにそれは平成中村座で
浅草の専用テントでした
それもすごく親切な知りあいの方がとってくださったので観られたのです
なんか食わず嫌いだったなと
わかりやすいしおもしろかった
変なはなし、白波五人男とかやってくれたんだけれど
「ドリフターズ」がコントにしていた大元ってこれなのね
と、妙に感心
お笑いの元ネタは権威があればあるほどおもしろくなるって言うし
元の芝居は絢爛豪華って感じでした
五人で見得を切るとかっこいいのね
ほかにも、これはドリフが!っていうのが何個もあった
どんだけドリフターズを見てたんだ
時代ですね
日曜8時は全員集合な時代
しかしそれから歌舞伎には行っていません
たまに、観たいなって思うのだけれど
なんだかもう少し年をとって余裕が出てきたとしたら
はまってしまうかもしれません

2009年2月25日水曜日

タイタニック


雑誌「FRAU」の映画タイタニックとのコラボレーション企画で船上パーティー(東京湾クルーズ)があったらしく(2006年の話)
参加者にはドレスコードがあったらしく
そのルールをわかりやすくケイト・ウィンスレッドの絵で説明するっていう主旨だったらしく 
ドレスは映画内で着ていた2パターン 
この人そういえばつい最近アカデミー賞で主演女優賞を取りました


アカデミー賞での写真(2009年)goo映画より転載

貫禄が出てきた気がします
そういえば不思議なことに、私はタイタニック号が深海に沈んでいるときの写真を見たことがあって、この映画も興味があって映画館で観ています
写真で見たのとそっくりなシーンがたくさんあってちゃんとつくられているんだなあと妙に感心したのを覚えています
そうしたらこういう仕事をする機会もあり
極めつけは親戚の新年会のビンゴゲームでこの映画のビデオ(まだVHSでした)が当たった
大ヒット作だからっていうのもあると思いますが
それにしても縁があります

2009年2月24日火曜日

ブルームプレス


ブルームプレスという雑誌の創刊号で
クリス智子さんのインタビューのページに描いたカットです
このインタビューでクリスさんが滋賀県高島市の「川端(かばた)」の話をしていて、ちょうど私もNHKで偶然特集を見たところだったので嬉しくなってこの絵を描きました
こんなふうに家の玄関先にわき水が用水として流れていてその水は台所に引かれ近所全体で同じ用水を共同で使っているのです
もちろん用水は上流と下流では使い分けられています
中国でもこういう街があったような
昔からの人の知恵なのですね

この雑誌自体は今あるのかわからなかったんで調べたんですが出てこないのでもうないのかもしれません
B4サイズぐらいの大判だけれど紙が外国の新聞みたいで軽いものでした
内容はとてもおしゃれな最先端の話題を集めて掲載って感じでした

2009年2月23日月曜日

愛し続けるのは無理である。



内舘牧子さんの「愛し続けるのは無理である。」
エッセイ集です
装幀は中野一弘さん
個展用に描いた絵を内舘さんが気に入ってくださったらしく
中野さんもそのまま使ってくれました
広げると下の画像のように表紙の折り返し部分から裏表紙までぐるりと絵が配置されています
この本は帯がある方が華やかかも
森の中に女の人がいる感じで描きました

2009年2月20日金曜日

sign+


TUTAYAの40代女性会員向けのフリーマガジン「sign+」の中の
タイアップページの絵
最近よく聞くようになった、肝班というしみの医薬品
トランシーノという飲み薬のためのページです
藤原美智子さんのCMや
薬局でもけっこう目立つところに置いてあって
わりとなじみのある商品だと思う
肌の色も、部分的に白いところも
アクリルガッシュでぬりました
ライトボックスを使っても下絵が見えなくなってしまったので
悩んでいたら啓之が
その位直接描けないの?
と言うので、下絵を見ながら直に線を引きました
怖いって

2009年2月18日水曜日

iTuneとFlash

今日のはちょっとパソコンの話なのと長文なので、関係ないやって人は飛ばしてください。

今のところ、私と井筒啓之という二人のイラストレーターで井筒事務所という有限会社をかまえているわけですが、デザインもちょっぴりかじったりするので、コンピューターなんかもちょっと使ったりするわけです。それで、そういう人なりに新しくmac proを買って、illustrationとphotoshopもcs3にしたら、古い方のmacは作業にはつかわなくなり、(G4 APG をパーテーション切ってOS9とOS10をクラシック環境で使っていました。ぱっつんぱっつんです。)先日、もうOS9はいらないかっていう話になりまして、で、一番古いMACを初期化してOS10のみで動かそうと。それで初期化してOS10.2を入れ直したら、10.2.8まではソフトウエアアップデートで自動的?にあがったんだけれど、なんとiTuneがバージョン1になってしまいました。あまりのあっさりした外観にしばし唖然。現行のモデルをダウンロードしてインストールしようとするも、エラーになってしまいます。とりあえず狐のプラウザもらって、検索。そしたらありがたいことにすぐみつかりました。ここです。ありがとうございました。
ipod love
ここでいっこづつ上げてやっとiTuneストアにつながるモデルまでいけた。ふう。で、じゃあのんびりネットを・・と思ったら、動画が動いてない!今度はフラッシュがあああ。そういえば、マイクロソフトからアドビに移ったし、いやな予感。今度は検索かけてもまったくひっかかりません。いいよ、いいよ動画なんか見ないもん・・・。とあきらめかけたのですが、もしかしてさっきの親切な英語のサイトにあるかもと気がついていってみたらありました。
macのソフトの旧バージョンがいっぱいあります
ここの、utillitiesのリストの一番下にmacromedia flash playerの文字が。
またいっこづつ上げるのなんて全然苦じゃない!
ああ、本当にありがとうございました。で、おなじような目に遭ってる人がもしかしたらいるかもしれないので書いてみました。ふう。みなさんもお気をつけて。

2009年2月17日火曜日

こねる


なにかをこねています
左の人は右の人の拡大のつもり

「こねこね」
って、書いちゃってるし

2009年2月13日金曜日

ファンタジア


この本の文字がとても美しくて
思わず購入
内容もおもしろかった
デザインの原点を教えてくれます
買って良かった本

中をちらっと
座りにくいソファーに楽に座ると言う研究だそうです
ファンタジア

誕生日


2月12日は
先輩イラストレーター「灘本唯人」さんの誕生日
毎年特別なことはしていませんでしたが
今年は「あずみ虫」さんの発案で
前日の11日に誕生日会がありました
灘本さんは83歳になったそうです
写真はバースデーケーキ
ここは歌だろうとだれからともなく
「ハッピーバースデー」の合唱に
なんの集まりだか
さっぱり見当がつかない大人の団体に
後から入ってきた若者たちも
心なしかきょとんとしていたような
でもとてもハッピーな会になりました
女性のみチョコレートを持ってきてください
とのことだったので
みんなが持ってきたチョコレートを
灘本さんは沢山持って帰られました

2009年2月11日水曜日

四つの嘘




大石静さんの「四つの嘘」
デザイナーは鈴木成一さんです
読んだ後
ピカソの「アビニヨンの娘たち」が頭に浮かんでいた
打合せの時、鈴木さんが「ほら、あれあれ、あのピカソの絵のイメージなんだけど」
と言うので、おそるおそる「アビニヨンのですか」と言ったら
それだった
そんなことあるんですね
もちろん私にピカソを求めるのは
無理もいいところなので
ひたすら「どろどろなかんじ」と言われました
緊張していたのか、一回仕上げて納めるも
「紙が小さいんじゃないのかな」
といわれ描き直しに
自分でもちょっとなんかしっくりきていなかったので
喜んで描き直しました
その後、ドラマ化されて
同時に文庫本が出ましたが
それの表紙は、鈴木成一デザイン室で私の絵を組み直して作ったものです

2009年2月10日火曜日

2009年2月6日金曜日

クラブ


クラブだなと 銀座とかのじゃないやつ おもに踊るやつ
こんな形のシャンデリアがあったらほしい
プラスティックでできていて、炎の部分はLEDでゆらめくように見える

カウンターに入っている女の子はなにかを攪拌しているところでしょうか
バーミックスを持っているように見えませんか

2009年2月5日木曜日

携帯と女の人生


この雑誌の表紙を一年ぐらいやっていました
雑誌といっても店頭売りではなく、なにか携帯電話のサイトで売るとかで、結局、販売方法ははっきりとはわからないまま終わりました
パソコンはなんとかついていっているのですが、携帯電話はもはや無理のようです
メールを打つのにものすごく時間がかかります
でも、写真をブログにアップするのにはとても便利ですね

2009年2月3日火曜日

物忘れ


一番先に上から二番目の茗荷(だと思う)を描いて、どんどん付け足していった
三番目のピアスだけはちゃんと実物を見ながら描きました

2009年2月2日月曜日

年賀状


今年の年賀状はこれでした
もっとも絵はありものです
あるグループ展のために描きました
本がテーマの展覧会だったのですが、読み直している時間がなくて、それならと川上弘美さんの神様という短編集をひっぱりだしてきて読み返しました
たしか、熊と女性がピクニックに行ったりする話があったはずで、それなら描きやすいかと思ったのです
読み始めてみれば、どの話しにも不思議な生き物が出てくる
結局、梨しか食べない白い生き物が出てくる話にしました
それがこの絵です
年賀状にしようとレイアウトしてみたら、縦横比がぴったりで驚きました