2009年11月16日月曜日

iphone


iphoneを買った。
16GBと書いてあるやつ。白。
しかし、この手のひらサイズの中に、そんな容量のでっかい宇宙があるなんて。
MacのG4グラファイトを買って、
すげー容量1ギガもあるって!!
と喜んでいた日々は、つい昨日のよう。
それが、いまのMacProはトラバイトとかいう未知の領域。
25年ぐらい前は
コンピューターの画面は黒で、文字は緑だった。
何かをするたびに
ずーっと待っていた。
フロッピーディスクが記憶出来るのは、ほんの少しだった。
この機械は実は便利でも何でもないのではなかろうかと疑っていた。
私たちが期待しすぎたことで
何かがひねくれてしまい
こんな数列の中にドットがたった一つ抜け落ちただけで止まり
ぐるぐると回り続け
うんともすんともなんとも
どうにも出来なくなるのではないか。
と考えている節があった。
しかし
現代では
この機械は大変な発達を遂げた。
数秒で複雑な計算をしたり
地球上の様々な場所を見せてくれたりする。
うんともすんともどうにもならなくなることも
ほとんどなくなった。
感慨深いなあ。
と思いながらしげしげと眺めている。
アプリを探したりしている。
しかし、どうしてもおっかなびっくりになるのだ。
どんどん新しい音楽を入れたり
写真やなんや沢山はいるのだろうが
あのぐるぐる時代を知っていると
どうしてもメモリの容量を気にしてしまう。
こういうのも貧乏性と言うのだろうか。

2009年8月26日水曜日

月曜日(8/24日)のあらし

今週の月曜日はTISの展覧会のオープニングパーティー
盛況でクリエーションギャラリーG8がぎちぎちに混み合う
缶ビールやワインのコップを持った会員達が談笑し合う
そんな中
誰からともなく
つまみはないのかなあ

そうなのだ
飲み物は潤沢なのに
食べ物は無い
そのこころは
「嵐」 
ではなく
「荒らし」対策
ギャラリーのオープニングにはつきものの
荒らし
と呼ばれる人々
その正体は
オープニングを狙ってギャラリーにやってきて飲食する人々
ただのアートファンと明らかに違うのは
誰も正体を知らない
複数のギャラリーに同じ人がいる
食べまくる
服の感じが今じゃない
などの特徴があり
ギャラリー側に悪い意味で覚えられている
最初のうちは腐ってもリクルート社のギャラリー
美しい料理を並べて
万全のおもてなし態勢だった
しかし
皮肉なことに
それは荒らしの人々にとっても
おもてなし態勢だったのだ
かくして料理はどんどん減り
ついに無となったのである
ちなみに
各ギャラリーには
固定の「荒らし」が存在する
もしくは
かつて存在していた
もしくは
これから現れる
そんな人々
ちなみに
パーティーとはいえ
スーツとかドレスとか
な訳ではありません
よく
普段着でお越し下さい
と書いてあったのに
みんな正装じゃないか
なんて
漫画とかでありますが
ごっつカジュアルです
あと
初めてのギャラリーだけど荒らしに間違われたらどうしよう
とか
心配ないです
荒らしの人々も
1回目は荒らしではない
と思うよ
結局オープニングパーティーは
にぎやかに終わりました
さすがに作品が170点もあると
見応えがあります
荒らしの人々が居たかはわかりません
食べ物が無ければ見えない人々
それが荒らし
ちょっと不思議な人々

2009年8月17日月曜日

夏のTIS展



毎年恒例となっている
夏のTIS展がそろそろ始まります
会場は銀座
クリエイションギャラリーG8

170人のイラストレーターが描く日本の童謡・唱歌
♪しゃぼん玉飛んだ

という訳で童謡・唱歌をテーマに描きました
歌は自由に選べたので
誰がどんな曲を描いているか
というのも楽しみの1つだと思います
8月24日(月)〜9月18日(金)までです
日曜日と祝日がお休みなので気をつけてください
毎年のように行ったら休みだった
という気の毒な人がいます
そして、何と言ってもこのイベントの目玉は
作家の原画が¥35000で買えること
ちょっとあり得ない値段ですが
気軽にアートを買おうという意図で
リクルートとTISで始めた企画です
毎年徹夜組が出ますが
意外に新しい作家の作品が残っていたり
お目当ての人がいる方は一度覗いてみると良いかもしれないです

このちらしの女の子を描いたのは北見隆さん
ポスターは全身入っていて
実はミニスカートでロングブーツを履いています

2009年8月11日火曜日

おんならいふ 0号


「おんならいふ」の創刊準備号
なので0号
実際は
こんな雑誌をつくります
気に入ったなら買いませんか
という
役割の0号
人間だったら
どうせ私は世には出られぬ
と言って
すねてしまいかねないな
0号
そういえば
サイボーグ009の赤ちゃんが0号だと
今日まで
ついさっきまで
思いこんでいたが
赤ちゃんは1号で
0号はいなかった

2009年8月3日月曜日

人を信じるということ


島田裕己・著 
ブックデザイン・坂川栄治+田中久子(坂川事務所)
晶文社

2004年に初版がでています
5年前
折り返しに簡単な内容説明があるので
そこから引用すると

今、若者たちは共同体を拒否しながら、居場所を求めて漂い続ける。
もう一度、「人を信じるということ」を取り戻すためには、何が必要なのか。

と、こんな内容
ざっとですが・・
漂う&若者という感じが
こんな絵になった理由
もとは鉛筆で描いたドローイングを
デザイナーがオレンジ色にして使っています
裏に全身像
出来上がって送られてきたときに
おーかっこいい
と思ったのを覚えています

あれ
関係ないですが
本を見ていて今更ながら気になる
晶文社のマーク
動物の「サイ」なのか
小さくてよくわからない
「バク」のようでもある
googleで検索しました
こちら
でっかい画像は下記
この「サイ」かっこいい
本家HP

2009年7月26日日曜日

珈琲


ハーフワイン白一本
己のみでかたづけました
ごちそうさまでした


桃のソテーアイスクリーム添え黒蜜ソース
声に出して読みたい日本語の間違いなくおいしい部門第一位

和牛


黒毛和牛
おいしゅうございました
粒マスタードソース
おいしゅうございました
ちょうどいい感じの
焼き加減でございました

スズキ


メニューには載せてないけどいいスズキが入ったからそちらに変えてもいいですか
と聞かれ
も、も、もちろん
と答える
降ってわいた幸運にあせってしまった
奥にカマの部分を縦割りにして揚げたものと手前にソテーした身の部分
ソースはバターベース?フェンネルが入っている
おいしくないはずがない
スズキは京都から仕入れたそうです
意外

タブリエ


「カフェ・タブリエ」で久々に食事
前の失敗を繰り返すまいと
最初のつきだしのような
ちいさなオードブルを食べながら気がついたので
今回は写真があります
これは自家製豚肉のソーセージ
外側はパリッとしていますが
中はとても柔らかくてジューシー

2009年7月24日金曜日

ホームページ


ホームページが出来ました。
よろしければ、ご覧下さい
こちら
名前の上にマウスをのせると色が変わって
名前をクリックすると
それぞれのページへ行きます
このブログともリンクしているので
そちらから来た人も
よろしくお願いします
フォーマットは佐藤香苗さんがつくってくれました
この人は
啓之の元生徒さん
もちろん絵も描きます
むしろそちらが本職
で、自分のホームページをつくった
そうしたら
私も、私もと
わらわらとそんなの欲しい
という人たちが集まってきて
いろいろな人のホームページを作るのが
副業のようになってきた
と言うわけ
安いし
綺麗だし
良いと思う
くわしいことはこちら
後はちょっとずつ自分達で運営して行く事になります

2009年7月16日木曜日

宇野千代さん


宇野千代さんのエッセイに書いた絵
昭和44年9月号掲載と書いてある
1969年だから40年前です
生まれていない人も多いはず
もちろんこれは
再掲載されたもの
資料を探していて
千代さんが
日傘を差して立って写っている写真を見つけた
にっこりと微笑んでいた
このエッセイのタイトルは
「私の積極的養生法」
内容は忘れてしまったけれど
絵を見る限り
よく歩く
という下りがありそうな
いや
たぶんある
自分ではかの人の感じが出たと思っているが
いかがでしょうか
関係ないですが
黒縁眼鏡
ってかっこいい
特に
着物でとか
機会があれば
やってみたいことの1つ
機会があれば
やってみたいことって
沢山ありすぎ
累々と
積み上がりすぎ

2009年6月19日金曜日

私を悩ますもじゃもじゃ頭


6月に小説宝石に描いたものです
作者は渡辺淳子さん
第三回小説宝石新人賞、受賞作
おめでとうございます
私の人生、いまいち冴えない
と思っている女性の話
読んでいるほうは
この人可愛いなと
どんどん思えてくる素直な人
あと
もじゃもじゃ頭の主が
とてもいい
ハンバーグが食べたくなる話しでした
絵は夏で
は〜、な〜んもやる気しない〜
という感じで描きました
風が止まっちゃってる午後
狭い部屋は蒸し風呂
私も六畳間でクーラーが壊れたことがある
濡らしたタオルで体をふきながら
ぼーっとしていた
それしかできなかった
不思議とだんだん慣れる
人間は環境に適応するんだと
その夏強く思った

2009年6月16日火曜日

カシワバアジサイ


この花がいつも通る道に咲いていて
結構大きめの木だし
なんて言うものだろうと調べたらこれでした
カシワバアジサイ
こんなすごい事になったりするらしい

あじさいの仲間なのね

2009年6月15日月曜日

何年か前に腰を痛めた
それからくせになったようで
年に2回ぐらいひどいことになる
で、今ちょうどそれで
医者へ行って痛み止めを飲んでいる
で、いたいいたいとあちこちで言っていたら
同業者は腰が悪い人が多いのだった
ほとんどの人が悪くしている
そしていろんな所を紹介してくれる
ありがたい
その中で
この人は同業ではないが
一緒に行ってくれる
というとびきり親切な人に
ひょいひょいと付いて
昨日は銀座に施術を受けに行く
ぼきぼきばきばきされて
うーんと気を送られて
ぎゅうぎゅう伸ばされて
何度か
これはあと一秒伸ばされたら痙る
というところで止められ
終わったのは2時間後
その時はまだ痛み止めが効いていた
効果はわからなかった
しかし今日
まだ不安はあるものの
ずいぶん良い
その先生は最後に
しばらくはもつように作っときましたから
と言っていた
私の今の状態は
作られたもの
いつまでもつのだろうか

2009年6月1日月曜日

わたしの句読点



6月6日から、ほぼ1ヶ月、7月5日まで
たばこと塩の博物館でTISの展示があります
6月28日の2回目のギャラリートークは
井筒啓之・南伸坊・和田誠
というメンバーです
ちなみに1回目は
安西水丸・宇野亜喜良・和田誠
です(敬称略)
井筒啓之というのはうちの社長で夫です
こんな豪華メンバーの中に入ってしまって驚いていました
なぜ入れてもらえたか
たばこを吸うから
だそうで
この展覧会は
ちょっと休憩するときの意味で
句読点という表現を使っています
そういえば、みんなたばこをやめてしまって
もう、うちのぐらいしか喫煙者が見あたらない
わたしもやめてしまった
そうすると
喫茶店でお茶したいと思わなくなる
前は外出すれば30分おきに
お茶だお茶だ
と騒いでいたのに
裏切り者
とうちのひとは怒っている
あまり話したことのない女性が
つかつかと前に来て
このご時世に全く知らん顔をしてたばこを吸っているあなたを
少し尊敬していたのに、やめてしまうなんて
と悲しい顔をされた事もある
だってなんだかめんどくさくなってしまって
夜中に無くなって買いに行くのとか
ああ、吸えるところがないってあせったり
子供がいると我慢したり
家の壁が黄色くなったり
そんなとき
「禁煙セラピー」
って本読んだら簡単にやめられた
ごはんがおいしい

2009年5月20日水曜日

さぼっていた

投稿をしばらくさぼっていた

読んでくれている一握りの
少数精鋭エリート部隊よ
いると信じている
妖精ぐらいの確率でいる
小粒できりりとした人々よ
もうしわけなかった
しかし
断じて怠け心にずるむけていたわけではない
信じて欲しい
書くことがなかったのだ
なかったのだ
だから
なかったって書くことにした

解決

2009年5月11日月曜日

離婚後の親子たち


開いたところ左

開いたところ右
ちょっと曲がってしまった

氷室かんな・著
太郎次郎社エディタス・発行
新藤岳史・装丁
描き下ろしも描いたんだけどうまくこなれたものが描けなくて
ありもののドローイングの中から三枚選んでもらって
組み合わせたもの
ぐるっと巻いているパターン
2005年11月に出ている
絵はずっと前に描いてとっておいたもの
後で使えたりするからおもしろい
色はおまかせした
へたすると雨をはじくんじゃないか
って感じの不思議な手ざわりの紙が使われている
太郎次郎社っていうのは
こんな会社
帯ははずしてスキャンしました

2009年5月6日水曜日

私の休日

ゴールデンウイークも今日で終わり
今年もずっと仕事をしていました
土日は休んだけど
実家に帰ったので
のんびり
とはいかない
なぜか
実家に帰ると母という名の酒豪が待っており
とりあえずビール
と言うことになり
つまみが用意されており
なんだ
休んでるじゃん
と思うかもしれないが
ここでは高度な相づちが期待されているうえ
後片付けおよび雑用は私の仕事
次の日は二人で買い物に行ってつまみをつくりまくり
鯛の塩焼き、生ハムのサラダ、鱧の梅ダレ、
などで痛飲する
という
体育会系ともいえる
ハードな休日
高い共感力と笑いのセンスも求められる
ついでに気も効かないと怒られるという
恐ろしい場所
それが実家
いくら飲んでも元気な母
どうなっているのだろうか
ビールからワインへそれから日本酒へ
ちゃんぽんではないか
私が速攻でつぶれた後
一人で飲み続けたそうだ
恐ろしい人
それが母

2009年4月28日火曜日

宴会にて


宴もたけなわですが
暑いから会場出てきちゃった
一緒に出てきた生き物
なんだろう
堅そうだ
なんか
開けてるけど
どこいくの
お茶行くなら
ご一緒しましょう
もう少し
お酒
飲みませんか
その甲羅
ちょっと
よく
見せて

2009年4月17日金曜日

リターン・チケット




これいいです
自分が装画を描いたからという訳だけでなく
話に引き込まれて
酔います
ネタバレになるので
あんまりなんですが
あああああ
もったいない
最後はそう思う
もっと ロマンス
私に仕掛けてきて〜
言ってくれればぁああああ
アラフォー必読
他の世代もぜひ
男子も
もてるとはなにか
学べるかも
絵はぐるっと巻いてます

2009年4月10日金曜日

ススキノエッセイ


東直巳さんのススキノエッセイ
「酔っ払いは二度ベルを鳴らす」2005年6月初版
ススキノエッセイとはどういう意味かというと
札幌在住の著者がススキノで飲んで見聞きしたことを書いたエッセイという意味です
もともと北海道新聞に連載されていたコラム
一話一話短めで非常に読みやすいです
酔っていることによって起こってしまう
様々な失敗や笑い
あるあるという話が満載
このシリーズは3冊あって
「さらば愛しき男と女よ」2006年1月初版

「札幌深夜プラス1」2006年10月初版

夜の街に出て
街の中を歩き
店に入って飲む
という感じで関連付けて描きました
タイトルは全部ミステリー小説のもじりになっています
もちろん「酔っ払いは二度ベルを鳴らす」は
「郵便配達は二度ベルを鳴らす」のもじり
この話は三度映画化されているそう
私はジャック・ニコルソンとジェシカ・ラングのやつだけ見たことがある
ジェシカ・ラングがものすごく魅力的だった
おかっぱのソバージュにしようか本気で考えた
若気の至りを思い出す

2009年4月8日水曜日

テジナーニャ


ざわざわざわざわ

えーはじめまして
総務課の藤田です
去年入社です
えーきょうは
ご挨拶がてらに
手品をひとつ
ご披露いたします
ここにからっぽの筒がふたつあります
何も入っていないことをお確かめ下さい
はい
はいこちらも
この中に水を入れます
はい入れました
すると
あら不思議
何も入っていません
はい
はいこちらも

やべー
ちょっと出ちゃった
あー
それでは
お次の方どうぞ

ざわざわざわざわ

2009年4月7日火曜日

アナトーリとぼく


早川書房SFマガジンの増刊号「ストレンジ フィクション」(豪華執筆陣)の中の「アナトーリとぼく」という話に絵を描きました
上の絵は、熊で語り部であるミーシカという熊をまんなかに、主人公はロシア貴族なので、シャンデリアのある大きな部屋を描いた扉絵
下は「戦争と平和」の登場人物が沢山出てくるので人物をわざと一緒の画面に均等に並べた二枚目です
やはりまんなかに熊

全体的にひらがなとカタカナだけで書かれた文章で
私は「戦争と平和」を読んでいませんが
読んだ人なら
なるほど
と膝を打つのかも
なんといっても語り部が熊なので出来事がとても簡潔に簡単に書かれています
「戦争と平和」ってすごく長くて登場人物も500人越えらしいので読もうにも覚悟が必要
wikipediaでだいたいの所は調べたんだけどここ
ナポレオンと聞いて
ブランデーが真っ先に出てくる私には敷居が高い
とはいえ「戦争と平和」のあらすじとは少しずつずれていく
同じ話じゃありません

絶賛発売中

ちなみに「ストレンジフィクション」というのは新しいSFのジャンルみたい
これはちらっと調べただけ
違っていたらごめんなさい

*本文中熊の名前が「アナトーリ」となっていましたが、これは主人公の名前で、熊は「ミーシカ」でした。ご指摘を受けて2009/04/30に訂正しました。

2009年4月6日月曜日

千鳥ヶ淵


日曜日
千鳥ヶ淵に行ってきました
ここは地面に座るのが禁止なので
行って
帰ってくる
だけです
ボートにのるためには
ものすごく並ばなければならず
毎年断念
歩くのも
たいていの人は良い場所で写真を撮りたいので
スムーズには進めない
ところどころ警察官がいて
立ち止まらないでください
こんなところで止まっても
先は長いです
500メートルはあります
と人々を誘導しています
しかし
なにやらいろんな国の言葉も飛び交い
当然その人たちには意味不明
結局
のそのそ
とまる
の繰り返し
でも
桜にすっぽりつつまれて
ぼうっとしているので
かえっていいかも
江戸時代の人たちも見たのか江戸城の桜
などと言いながら靖国神社へ
桜の下に屋台が出ていて
いすに座って花見が出来る
お好み焼きを一枚食べて帰りました
500円
たまごふたつ入ってたけれど
どうなんだ
こんなもんなのか

2009年3月31日火曜日

さくらと沖縄


咲いてきました
近所の何かの社宅のさくら

義母が沖縄へ行くからといろいろ連絡先などを持ってくる
「沖縄大周遊四日間の旅」
とな
「すごい、大周遊」
などと言って笑う
水泳をならっているので
泳ぐのか聞くと
「やらないなぁ 水着は着られん」
とな
大周遊なのでバスでいろいろ回るそうだ
沖縄か 行きたいな
白い砂浜っていいですよね
しかし
いつもテレビで
南国の白い砂浜を見ていると
実際に鎌倉などの海岸で
少しがっかりする
鎌倉のせいではないのに
もうしわけない

2009年3月30日月曜日

公募展



今日から第七回TIS公募の受賞作品展が始まります
今年の大賞はDMにもなった小川かなこさん
4月4日にクリニック
4月8日にトークショーも
その他受賞者
金賞 大久保厚子
銀賞 大迫貴史、小野田昌輝
4月11日(土)までです

墨汁大喜利

28日土曜日は墨一色展のイベントで墨汁大喜利というのが催されて参加してきました
宇野亜喜良、小池アミイゴ、ごとうえみこ、ささめやゆき、下谷二助、灘本唯人、南伸坊(敬称略)という、大変豪華なメンバーに、飛び入りで安西水丸さんが入り、司会の和田誠さんも描く方に参加
実質の司会は進行の山崎杉夫さん
最初のうちこそ慣れない画材にとまどいぎみだった皆さんもペースの早い水丸さんに引っ張られてどんどん描くわ描くわでした
私もつたないながらなんとかついて行く感じ
お客さんは喜んでくれていたようで有り難かったのですが後ろのほうの人はまったく見えなかったとのこと
終わった後の飲み会件反省会(事務局と展覧会委員のあずみ虫さんと信濃さんも参加)でモニターの位地が低すぎたのではとか反省しきり
そのうち、ふと灘本さんがコースターに絵を描き始めたのをきっかけにまた何人か描き始め
和田さんが難しい袋文字をすらすら描いてくれたり、贅沢で楽しい会になりました

2009年3月26日木曜日

イチロー


WBCは本当におもしろかった
そういえばイチロー
描いたことあったな
と思ってさがしたのがこれ
フラウ 2002 6・25
って書いてあるから
7年前です
「女の体によさそうな男」
のアンケートになぜか入らなかった人達を分析している
イチローは「冷たそうで女好き」
なんて言われています
今の評価とは真反対
今となっては「熱くて気配りのできる兄貴」
な存在で日本代表に欠かせない人
になっている
これはメディアの見方も
イチロー自身も
年月を経て変わってきたって事かな
打ってくれと
日本中が思っているときに
打つ
すごいことです
ちなみに中田は「神経質すぎる」
といわれています
これ、自分でも
画材がなんだかわからない
割り箸削ったやつにインクかな
うーん

2009年3月25日水曜日

墨一色展



今日から始まります
銀座松屋 7階
午前10時から午後8時
31日(火)までです
協賛の開明株式会社から
開明墨汁をもらってそれで描きました
茶墨、青墨、普通の墨汁、まんが墨汁の四種類
まんが墨汁は耐水性
いつもTISの展示の時は文章も書くので
ちょっと考えていたのだけれど
今回はいらなかったので
ここに書いておきます

あたいの名前はスミ
昭和上等
昔はハマでならしたもんさ
惚れた男もいたんだけど
やぼなことは
聞くんじゃないよ

って感じの絵になってます

で、ここからは見てきた後の感想

全体的にシック
黒いからっていうのもあります
私は額絵にしたんですが
扇子と軸が見栄えします
特に扇子は15000円ちょいで作家の直筆のものが手にはいるなんて
ちょっとびっくりな感じ
この手間でこの値段なのか
衝撃です
軸で44000円ちょいです
掛け軸ってとっつきわるいかもしれませんが
小さいのでわりとどこにでも合いそう
なんかほしい
買ってしまうかもしれない
でも今度はどれにするかすごく迷うと思う

2009年3月18日水曜日

ねえさん


いやね
ねえさんなんて
何を持ってるかって?
筆箱よ
娘が忘れていったもんだから
届けるのよ学校に
この毛皮?
フェイクよフェイク
最近のはわかんないわね
本物かどうか
ちょっとかっこいいでしょ
半分な感じが
モードってやつよ
フランス?
それよそれ
かっこいいわね
フランスってだけで
イヤミとか
シェーとか
いいのよ
知らないわよ若い子は
とにかく
AKATUKAは
かっこいいのよ
多分最先端?
サンダル履くときストッキング履くのは絶対ダメって神田うのが言ってたわ
そのとおりだと思うわよ

2009年3月17日火曜日

あかずきんですか


家のソファーの前のテーブルに
使わなくなった原稿の束が置いてあって
その場所に座って夜
テレビを見ながら「いいちこ」水割りを飲んでいると
朝起きたらこんな絵が描いてある
水分をこぼしてしわしわになっていることもある
私が描いたのだ
なぜか酔うと気になっていることをやるらしく
台所が掃除されていたり
洗面所がきれいになっていたりする
それをやったことを寝ると忘れる
一番多いのはポテトサラダとか高菜炒めとか保存のきくものをつくっていること
この酒癖は便利だけど
ちょっと怖い
ちょっとケガをしたりする

この絵はあかずきん
狼と仲良くしている
狼は娘ではなくそこにあるパンを食べる
花も咲いている
かごに入っているのは
葡萄酒ではなく「いいちこ」にちがいない
瓶のやつ25°

2009年3月13日金曜日

めずらしくフレンチ

啓之のブログから来た方には古い話ですが
おとといの夜はフレンチの店「カフェ・タブリエ」ヘ

テーブルにはいつも花が一輪いけてあります
この日はバラ
この店は啓之の中学の漫画研究会の先輩がシェフ
値段も手頃だしゆっくりできるしおいしいしでなにかにつけて行っています
私と啓之は二人とも3月生まれなので合同の誕生会というわけ
でもコースは食べきれないので
オードブルと肉料理と魚料理を一皿ずつとって終わり
私はグラスの白ワインを飲みましたが啓之は水
誕生日はどこへ?な感じの夕食です
まず小さなラスクの上になにかのペーストが乗っているのが出て
オードブルは白身の魚のカルパッチョ
その後にスープがでてきて?になっていると
お二人が寒そうに入ってきたから主人が作ってたの
と奥様
料理を運んでくれるのは奥様なのです
オニオングラタンスープでした
肉料理はバスク豚という聞き慣れない豚
そういえばスペインにバスク地方ってある
ここまで写真を撮る前に食べちゃったので
肉料理の写真は啓之のブログにあります
魚料理からですが

鰆のソテー
写真だとよくわからないけどわらび、筍、など付け合わせが春です
でコーヒーを飲んでお勘定ってなったら
これお祝い
といってパウンドケーキとラナンキュラスの鉢植えをくれました
お店に行ってから合同で誕生会って言ったのに
やさしすぎ
あ、料理、もちろんすべておいしかったです

パウンドケーキ
ご主人が焼いたそう
ミラクル

はじめてみた苺のロウソク
2個ついてた

2009年3月10日火曜日

運転免許更新とギャラリー・エフ

昨日は運転免許の更新に警察署の隣にある
運転免許更新センター
に行きました
車には全く乗らないけれど
身分証明がわりに
と思っていたら
住民基本台帳カード
という
500円位でつくれる身分証明書があるみたい
ここがわかりやすい
総務省のページ
免許いらなくなるな
更新料かかるし
でも
せっかく取ったのにもったいない
悩み中
あと、免許証もICカードになったらしい
警視庁のページ
偽造しにくいらしいです
午後三時ぐらいまでかかった
その後ちょっと仕事場に行って
千駄ヶ谷のギャラリー・エフへ
我が、ふるさと。っていうテーマでパート1からパート5まで2ヶ月長に渡るグループ展の最終パートに参加しています
3月9日〜3月20日までです
詳しい情報はこちら

2009年3月9日月曜日

喜びの海 月にささるとげ


昨日は浅草のアサヒビールに行ってきました
特徴的な金の雲のようなオブジェが目印
そこのアートスクエアというホールに

上野雄次・はないけ所作 × 関さなえ・ダンス コラボレーション公演
詳細はこちら

というのを観に
関さなえさんとはずいぶん昔に知り合って私の個展で踊ってもらったこともあります
しばらく会っていなかったし、公演も何度か見逃していたので
今度こそはという感じです
いやー行ってよかった
すばらしいダンサーだなあと再確認するような踊りでした
下の写真はセットです
工事現場で足場として組まれる鉄材で木のような物体ができています
前面にある黒い四角の上で踊るのですが
一回も立たない
のです
通常はしないであろうポーズをぐいぐい力を入れてとる
捻る、曲げる、突っ張る、伸びる、ちぢむ、たたく、蹴る
などの連続した表現
緊張と緩和
本当は身体がうまく動かせないのに無理矢理動かしているようなもどかしい感じ
照明がシンプルなつり下げるタイプの電球一つで(シェードは付いています)
ダンサーの手の届く所にあるので
関さんの鍛え上げられたダンサーとしての肉体の美しさが際だって見え
照らし出す範囲が絞られているので
形によっては足先がないようにみえたり
頭の位置がずれて見えたり
ほんとうにあんな角度からあんな動きを見る機会はそうないです
音は後ろのタワーを壊して(キュンキュン的な)下に落している(ガラガラガッシャン的な)音のみです(関さんが動くときの音も)火花だけたまに見える
関さん、別人だ
普段はめちゃめちゃ気さくでおもしろい人なので
踊っているところを見るとよけいにほれぼれしちゃうのかも
あと、最初と最後は仰向けのまままったく動かなくなるのですが
その動かない感じはすごかった
あんな事はちょっとやそっとのトレーニングじゃ絶対に出来ないと思う
ダンスの種類は、コンテンポラリーって言うのかな
フォーサイスとかのほうです
アサヒビールは川沿いなのでとても寒かったけれど立ち見がでてました
関係ないけど
私はビール
スーパードライ派
ビールは三種類ありますが
とか言われたら
スーパードライを探すほど
無いとちょっとがっかりするほど

2009年3月3日火曜日

表紙はうたう コンサート


週刊文春という週刊誌の表紙は和田誠さんというイラストレーターが1977年から31年間描き続けています
その週刊文春が創刊50周年をむかえて記念にといってはなんですが和田誠さんの仕事を一冊の画集にまとめてくれました
その画集のタイトルが「表紙はうたう」
これは表紙の絵に毎週和田誠さんがつけている100字ちょっとの文章のタイトルでもあります
そして、絵には毎回音楽のタイトルがついています
だから「表紙はうたう」
そして、そのコンサートに昨日行ってきました
画像はチラシから読み込んだので、色がぜんぜん出ていません
申し訳ない

大きなプロジェクターに絵を映して
タイトルになった歌を三組の歌手がかわるがわる歌います

由紀さおり・安田祥子の安田シスターズ
タイムファイブ
島田歌穂
司会は阿川佐和子
演奏は佐山雅弘グループ
構成・演出 和田誠
音楽監督 佐山雅弘
主催 文藝春秋

和田誠さんは映画監督で作曲も作詞もして文章も書くという
今回みたいにコンサートの構成・演出なんかもする
マルチです
良い方のマルチ 
うらやましい

息子さんの「トライセラトップス」和田唱君も飛び入りでシナトラを歌ってくれたり
いろんな意味で「いい」コンサートでした

帰りに会場で会った知りあいの人達と「オー・バカナル」があったのでちょこっと飲みますかって感じで入ったら食事はもう終わったとのこと
「オー・バカナル」なんてどこでも深夜までやってると思っていたのでびっくり
でも、見渡してみれば紀尾井町には人通りがほとんど無くなっていた
そこでやっぱりイラストレーターの舟橋全二さんの奥さんのカトリーヌが砂漠ツアーに行った話を聞く
ジープを何台も連ねて行くそうです
自分でテントを張って
自分で次の日にたたんで
また移動して
シェフが一人付いていて食事をつくってくれる
星が180°見えるって
もう手で取れそうだったと言っていました
この話を書き出すと長くなるのでこのへんで
すごく行きたくなったけど

お腹が弱いのです

多分無理だな

2009年3月2日月曜日

下谷二助と東西南北




青山にHBギャラリーというギャラリーがあります
青山には他にもギャラリーハウスMAYAとかピンポイントギャラリーペーターズ ショップアンドギャラリーなどイラストレーションを中心にあつかっているギャラリーが沢山あります
この本は先に出てきたHBギャラリーのHBビジュアルブックという企画でつくったもの
四人のイラストレーターと下谷二助さんというベテランで何かしようという話で、ギャラリー主催の唐仁原教久さんがどうせなら女の子ばかりの方がおもしろいだろうと選んでくれました
話し合いの結果、旅がテーマの絵と文章を

東:横尾智子:キューバ
西:井筒律子(名前はまだ漢字):トルコ
南:添田あき:伊豆
北:宿輪貴子:フィンランド

という順番で書き、それぞれに下谷さんが絵と文章をつける

となりました
土地はおのおので決めました
なぜトルコにしたかというと
昔からカッパドキアに行きたいのです
まだ行けてませんがトルコは魅力的
今はちょっと危険らしいですがいつかかならず行ってみたい国の一つです
皆、それぞれ絵はもとより文才もあって素晴らしい
私の部分はあれですが
なかなかおもしろい冊子になっているのではないのでしょうか
もちろん下谷さんのおもしろさは常に新鮮です

あ、これ2001年の発行
私が子供の頃は2000年まで生きているなんて思わなかった
なぜあんなに遠い未来だと思っていたのか謎